進撃の巨人の兵団・壁・主要人物を整理する用語ガイド
『進撃の巨人』は、組織名と人名、地名が早い段階で一気に出てくる作品です。読んでいる途中で「この人はどの兵団だったか」「この区はどの壁にあるのか」と分からなくなることも少なくありません。この記事では、物語の序盤から中盤で必要になる設定を、切り口ごとに整理します。結末に関わる内容には触れません。
三つの壁の位置関係
壁は同心円状に三重になっています。いちばん外側がウォール・マリア、中間がウォール・ローゼ、いちばん内側がウォール・シーナです。内側ほど王政の中心に近く、内地とも呼ばれる領域になります。
主人公たちの故郷であるシガンシナ区は、ウォール・マリアの南端にあります。トロスト区はウォール・ローゼの南端に位置します。序盤の二つの大きな事件は、この二つの区が舞台です。区の名前と壁の名前を組にして覚えると、地図が頭に入りやすくなります。
壁の名前は、外側から内側へ向かって、国の中心に近づく順番になっています。「マリア、ローゼ、シーナ」は、外側から順に口に出して覚えるのがおすすめです。
三つの兵団の役割の違い
兵団は性格がはっきり分かれています。名前が似て見えるので、役割で覚えるのが近道です。
兵団ごとに異なる紋章があり、所属を見分ける手がかりになります。組織ごとの待遇や、周囲からの見られ方の違いも、物語の中でたびたび話題になります。
- 調査兵団:壁の外へ出て、巨人の調査や壁外の探索を行う。危険が大きく、志願者は多くない。
- 駐屯兵団:壁とその周辺の防衛を担当する。各区に配置され、巨人の侵入に対応する。
- 憲兵団:壁内の治安維持を担う。内地での勤務に憧れて志願する者が多い。
訓練兵団と第104期生
兵士になるための教育機関が訓練兵団で、卒業時の成績上位10名だけが憲兵団を志願できます。それ以外の訓練兵は、駐屯兵団か調査兵団を選びます。この仕組みがあるから、卒業式の場面で誰がどこへ進むのかが物語の大事な分かれ目になります。
主人公のエレンたちは第104期生です。同期にはミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャ、そしてライナー、ベルトルト、アニなど、のちに物語を支える人物が揃っています。同期の仲間は、あとの展開でそれぞれ立場が変わっていくので、最初の訓練兵時代のやり取りは読み返すと発見があります。
成績順位は、その後の進路だけでなく、人物の性格や価値観を語る材料にもなっています。順位の意味を知っておくと、同期の会話の背景が読み取れます。
調査兵団の大人たち:エルヴィン・リヴァイ・ハンジ
エルヴィン・スミスは調査兵団の団長で、作戦の立案を担う人物です。リヴァイは「人類最強の兵士」と呼ばれる兵士長で、戦闘力の面で組織を支えます。ハンジ・ゾエは分隊長で、巨人の生態を調べる研究熱心な人物です。
三人は役割が違うため、同じ場面にいても見えているものが異なります。判断する人、戦う人、調べる人、という三つの役割に分けて見ると、組織の動きが理解しやすくなります。
リヴァイは少人数の特別な班を率いる場面もあり、団長や分隊長とは違う立場で現場の最前線に立ちます。人物ごとの肩書きは、物語が進むと変わる場合があります。ここでは序盤から中盤の役職を前提にしています。
巨人の分類を押さえる
巨人にはいくつか種類があります。作中の呼び方を整理しておきます。
通常の巨人は、知性を持たず人間に襲いかかる存在です。通常とは異なる動きをする個体は奇行種と呼ばれます。このほかに、特別な力を持つ巨人が存在し、物語が進むと「九つの巨人」と総称されることが明かされます。超大型巨人、鎧の巨人、女型の巨人、獣の巨人などがその代表です。
- 通常の巨人:知性がなく、人間を捕食しようとする。
- 奇行種:通常と違う動きをする個体。予測しにくく、兵士にとって脅威になる。
- 九つの巨人:特別な力を持つ巨人の総称。ここには主人公側の巨人も含まれる。
立体機動装置という道具
人類が巨人と戦うための主要な装備が、立体機動装置です。ワイヤーを射出して壁や建物に固定し、ガスの噴射を使って空中を移動します。ブレードで巨人のうなじを狙って削ぎ落とす、という戦い方がこの装備を前提にしています。
装置の扱いには技術が必要で、訓練兵団で習得することが求められます。装備の性能と限界を知ると、戦闘場面で誰がどれだけ危険な動きをしているのかが読み取れます。
ガスやブレードには限りがあり、補給の問題が戦闘の展開を左右します。強い兵士でも装備が尽きれば動けない、という制約が、戦闘場面の緊張感を生んでいます。
ネタバレを含む:壁の外の世界の概要
物語が進むと、壁の外には別の国があることが明らかになります。ここで出てくるのがマーレとエルディアという名前です。作中では、エルディア人がマーレによって扱いに差をつけられている、という構図が語られます。
壁の中の人々と、壁の外の人々が、互いに相手をどう見ているのか。この対比は物語の後半を理解する鍵になります。具体的な中身は本編で確かめてください。
整理したあとにクイズで確かめる
ここまでの設定が頭に入っていれば、物語の登場人物や組織の動きがぐっと追いやすくなります。下のクイズでは、調査兵団、壁と地理、兵団の紋章と制度が扱われています。うろ覚えのところがあれば、この記事の該当節に戻ってみてください。