呪術廻戦の等級・御三家・高専を整理する
呪術廻戦を読んでいると、等級、御三家、高専、特級といった言葉が次々に出てきます。意味があいまいなまま進めても楽しめますが、整理しておくと人物の立場や力関係が見えやすくなります。この記事では、作中の組織と設定を、人物と結びつけながら順に整理します。物語の核心には触れません。
等級は呪術師にも呪霊にも付く
呪術師と呪霊は、どちらも等級で強さを表します。4級から1級までの段階があり、その上に特級があります。準1級や準2級といった中間の区分も登場します。
ここで気をつけたいのは、同じ数字でも強さが同じとは限らないことです。等級は強さや危険度の目安で、術師と呪霊で同じ尺度として並べられているわけではありません。この感覚を持っておくと、格上の呪霊に挑む場面がなぜ危険と受け取られるのかが分かりやすくなります。
特級は別格の扱い
特級は、等級の最上位です。作中では、通常の枠に収まらない力を持つ存在として扱われます。五条悟や乙骨憂太といった呪術師が特級に数えられ、呪霊にも特級が存在します。
特級呪霊として知られるのは、漏瑚、花御、真人、陀艮といった面々です。それぞれ大地、森林、人間、海といった、人間が抱く恐れの対象から生まれたとされます。呪霊が何から生まれるかを知ると、その能力や性格の理由が読み取りやすくなります。
呪術高専は東京校と京都校の二校体制
呪術師を育てる学校が、呪術高専です。東京校と京都校があり、物語の序盤で中心になるのは東京校です。虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇の一年生に、二年生の禪院真希、狗巻棘、パンダがいます。教師の一人が五条悟です。
京都校には、東堂葵や加茂憲紀といった学生がいます。両校は姉妹校交流会で競い合います。校風や人物の気質に違いがあり、同じ高専でも別の学校のように描かれるのが面白いところです。東京と京都という二つの拠点があることで、物語は学生同士の対抗戦のような場面と、共に任務に向かう場面の両方を持てるようになっています。
御三家とは何か
呪術界の名門としてまとめて呼ばれるのが、禪院家、加茂家、五条家の三家です。それぞれが代々受け継ぐ相伝の術式を持ち、五条家は無下限呪術、加茂家は赤血操術、禪院家は十種影法術とされています。
禪院家は、術式の有無を重視し、女性や術式を持たない者の扱いが厳しい家として描かれます。伏黒恵の血筋にも関わる設定で、禪院真希の立場を理解する鍵にもなります。名門が持つ影響力は、人物の運命にも及んでいると読めます。
術式と、そこから生まれる戦い方の違い
術式は、呪術師ごとの個性そのものです。影から式神を呼び出す伏黒恵、藁人形と釘を使う釘崎野薔薇、言葉に力を宿す狗巻棘など、主要人物はそれぞれ違った戦い方を持ちます。
術式に関連して覚えておきたい用語がいくつかあります。
- 領域展開:術者が作り出す結界空間で、条件を満たすと術式の効果が必ず当たる高度な技です。使い手は限られ、作中でも大きな見せ場として登場します。
- 反転術式:負の力である呪力から、正の力を生み出して傷を癒やす技術です。
- 縛り:自分に制約を課す代わりに、術の威力や効果を高める仕組みです。
- 呪具:呪力を帯びた道具で、武器として使われます。呪力に頼らず、呪具を主武器にして戦う人物もいます。
七海建人に見る、呪術師という職業
呪術師は、学生だけの話ではありません。七海建人は、一度は一般企業に勤めたあと、呪術師へ戻った人物です。時間外労働を縛りにして力を高めるなど、働く大人としての感覚が戦い方にまで出ています。
高専の学生、教師、そして社会人としての術師。作中で描かれる立場の幅を見ると、呪術界が学校と戦場だけでなく、職業としても成り立っていることが分かります。
高専の仲間たちが背負うもの
禪院真希は、御三家の一つである禪院家の出身です。呪力が少なく、呪具を使った近接戦で戦う人物として登場します。家の価値観とのずれが、彼女の振る舞いや選択の背景にあります。
狗巻棘は言葉に力を宿す呪言の使い手で、会話の語彙を絞った独特の話し方が印象に残ります。パンダは、学長の夜蛾正道が作った、感情を持つ呪骸です。三人とも出自や能力が違うため、一年生と二年生の組み合わせで任務に当たる場面は、術式の相性を見る楽しみにもなります。
人物の立場を押さえて読み返す
ここまでの整理を頭に置いて読み返すと、人物の言動の背景が変わって見えてきます。等級が違えば任される任務が違い、出身の家が違えば周囲の期待や重さも違います。術式が違えば、同じ状況でも打てる手がまったく変わります。
なお、ここで挙げた御三家の相伝術式や特級呪霊の名前は、作中で何度も登場する基本事項です。逆に言えば、最初のうちに全部を覚える必要はありません。読み進めて名前が出るたびにこの記事に戻り、立場を確かめる使い方でも十分です。
設定は、単なる用語の暗記ではなく、人物の置かれた立場を理解するための材料として使えます。下のクイズで、等級や御三家、領域展開の理解を確かめてみてください。