転生したらスライムだった件 主要人物・国・設定の整理ガイド
「転生したらスライムだった件」は、登場する人物、種族、国の数が多い作品です。読み始めは名前を追うだけで精一杯、という声もよく聞きます。この記事では、物語を理解するうえで押さえておくと楽になる人物・国・設定を、序盤を中心に整理します。物語の筋そのものは別の記事で紹介しているので、ここでは「誰が何をする立場か」に絞ります。黒幕や戦いの結末といった核心には触れません。中盤以降に出てくる勢力にだけ、見出しに「(ネタバレを含む)」と書いた節で簡単に触れています。
主人公リムルを整理する
主人公のリムル=テンペストは、日本人の会社員だった三上悟が異世界でスライムに転生した姿です。人間だった頃の記憶と感覚を持っているため、魔物の世界でも相手の立場を尊重する、穏やかな振る舞いが目立ちます。
能力の中心になるのは、転生のときに身についた2つのユニークスキルです。相手の能力を取り込む「捕食者」と、あらゆる事柄を解析・助言してくれる「大賢者」で、公式サイトの作品紹介でもこの2つが挙げられています。リムルが敵をただ倒すのではなく、取り込んで学び、対応の幅を広げていく点が、戦い方の特徴です。
スライムは弱い魔物の代名詞とされがちですが、この作品では、その見た目と中身の落差が物語を引っ張る要素になっています。
最初に出会う人たち
序盤のリムルを理解するには、最初に関わる存在を知っておくと十分です。
最初に出会うのは、暴風竜ヴェルドラです。公式の紹介では、リムルが転生して最初に出会った天災級のドラゴンで、勇者によって洞窟に300年間封印されていたとされています。リムルとは名前を通じて深い関係を結び、以降は物語の大きな支えになります。
洞窟を出たリムルは、ゴブリンの村と関わり、牙狼族との戦いを経て仲間を増やしていきます。ゴブリンの村の若者たちや、狼の魔物であるランガは、この時期に加わる最初の仲間です。この「最初の仲間」の段階で、次に説明する名付けの仕組みが物語に登場します。
名付けと進化という設定
本作の設定のなかで、最も重要なのが「名付け」です。リムルが魔物に名前を与えると、その魔物は力を得て、姿や種族が変わることがあります。たとえば大鬼族のベニマルは、リムルに名前をもらって鬼人族へ進化し、仲間になったと公式に紹介されています。
この仕組みのおかげで、リムルのもとには、力を増した仲間が次々に集まります。同時に、名付けには負担もあり、与える側にも影響が及びます。この設定を理解しておくと、仲間が増える場面で「なぜ急に強くなったのか」と迷わなくなります。
名付けは、作品の「国づくり」の側面ともつながっています。強い幹部が生まれることで、リムルの集落は群れから国へと形を変えていくためです。
魔国の幹部たち
リムルのもとで中心になるのが、里を追われた大鬼族の生き残りたちです。公式サイトの紹介をもとに、役どころを整理します。
- ベニマル:大鬼族の族長の息子。真紅の髪と黒い角を持ち、正義感の強い性格とされます。
- シュナ:ベニマルの妹で大鬼族の姫。調理や裁縫の才能に恵まれているという紹介です。
- シオン:紫の髪と黒曜石のような角を持つ。見た目はクールだが戦闘力が高い、という紹介です。
- ソウエイ:青黒い髪に白い一本角。沈着冷静で、隠密行動が得意とされます。
- ハクロウ:ベニマルにつき従う老いた大鬼族。すぐれた剣術の使い手です。
物語の舞台になる国と組織
リムルたちが暮らす地域は、「ジュラの大森林」と呼ばれる魔物の領域です。この森に、リムルが築く魔物の国、ジュラ・テンペスト連邦国(魔国連邦)が誕生します。
周辺には人間や亜人の国があります。序盤で重要なのが、ドワーフの国である武装国家ドワルゴンです。治めるのは3代目のドワーフ王ガゼル・ドワルゴで、公式では偉丈夫で、民からの信頼が厚いと紹介されています。リムルにとっては、職人たちとの出会いの場であり、外の世界との最初の接点です。
ほかにも、人間の国や、冒険者を取りまとめる互助組織の自由組合(ギルド)が登場します。国と組織の関係は、読み進めるほど増えていくので、最初は「魔物の国」「ドワーフの国」「人間側の国と組織」という3つの区分で整理すると、混乱しにくくなります。
人間側の登場人物をどう覚えるか
人間側には、リムルに大きな影響を与える人物が何人かいます。最初に重要になるのは、リムルが人の姿を得るきっかけに関わるシズです。物語の序盤で、リムルの考え方や行動に深く影響を残します。
また、公式の紹介によれば、シズの教え子の一人に、後に敵意を向けてくるヒナタがいます。西方聖教会の聖騎士団長で、対魔物戦闘のエキスパートとされています。リムルを魔物の側からだけでなく、人間の側から見る視点を持ち込む存在です。
人物を覚えるときは、「どの国の人か」「リムルとどんな関係か」の2点だけを先に押さえてください。細かい経歴は、登場のたびに少しずつ足していけば十分です。
中盤以降の勢力図(ネタバレを含む)
ここからは中盤以降の設定に触れます。物語を先入観なく読みたい方は、この節を飛ばしてください。
公式サイトのリムル紹介では、リムルがジュラ・テンペスト連邦国の盟主となり、「八星魔王(オクタグラム)」の一柱として真なる魔王へ覚醒すると書かれています。物語の進行につれて、リムルは単なる魔物の長ではなく、世界の勢力図に関わる立場になっていきます。
魔王のなかには、「破壊の暴君」の二つ名を持つ竜魔人のミリムのような人物もいます。公式では最古の魔王のひとりとされ、リムルとは序盤から関わりを持ちます。国の側では、宗教国家の神聖法皇国ルベリオスや、魔導王朝サリオンなど、大きな勢力が顔を出します。誰がどの陣営に立ち、何を目指すかは、本編で確かめてください。
整理したあとの読み方
ここまでの区分を頭に置いておけば、新しい人物が出てきても、「魔物の仲間」「人間側」「別の勢力」のどこに入るのかを考えながら読めます。名前をすべて覚える必要はありません。
理解の確認には、下のクイズが使えます。魔国連邦の成り立ち、ドワルゴンのこと、大鬼族の面々、ミリムなどを扱っています。うろ覚えのところは、読み返しのきっかけにしてください。