僕のヒーローアカデミア 世界の設定と主要人物を整理する

僕のヒーローアカデミアは登場人物が多く、個性の種類も豊富なため、設定を整理しておくと読みやすくなります。この記事では、世界の仕組み、雄英高校の生徒と教師、ヒーロー社会の制度、ヴィラン側の勢力を順に整理します。紹介するのは作品の序盤から中盤の入り口で明らかになる設定までで、人物の生死や正体、物語の結末には触れません。ヴィラン側の勢力を扱う節は、見出しに注意書きを付けています。

「個性」という前提を押さえる

作品世界では、人口の約8割が「個性」と呼ばれる特異体質を持っています。炎や氷を出す、体を硬くする、物を浮かせるなど、能力の種類は千差万別です。見た目が変わる個性や、体の一部が異形になる個性もあり、見た目の違いが生活のしやすさに影響する描写もあります。

個性は戦闘向きとは限りません。目で見た相手の個性を使えなくする個性や、声が極端に大きい個性のように、使い方次第で役割が変わるものも多く出てきます。そのため、強い弱いではなく、場面ごとの相性と使い方が戦いを左右します。

主人公の緑谷出久は、もともと個性を持たない少数派として始まります。この設定があることで、個性が当たり前の社会での生きづらさや、ヒーローという職業の見え方が、物語の初めから描かれています。

ヒーローという職業と雄英高校

この世界のヒーローは、個性を使って人を助け、ヴィランを取り締まる職業です。資格が必要で、学校で学び、試験を受けて活動を始める流れが描かれます。ヒーローには名前(ヒーロー名)があり、人気や実績によって序列がつくことも作中の特徴です。

作中には、プロヒーローの順位を示す「ヒーロービルボードチャートJP」というランキングが出てきます。順位は事件の解決数や社会貢献度、世間の支持などをもとに決まる、と作中で説明されます。誰が何位かは、ヒーロー社会の勢力図を知る手がかりになります。

舞台の雄英高校は、国内でも指折りのヒーロー養成校という扱いです。入学試験の倍率が高く、卒業生にはトップヒーローが多いと語られます。主人公たちが通うのは、その中のヒーロー科で、1年A組が物語の中心になります。

1年A組の主要人物

1年A組は20人のクラスで、男子14人、女子6人という構成です。全員を最初から覚える必要はありません。物語の中心になる数人から整理すると、関係がつかみやすくなります。

雄英の教師陣とプロヒーロー

1年A組の担任は、相澤消太です。目で見た相手の個性を消す「抹消」の個性を持ち、普段は寝袋にくるまっているなど、飾らない人物として描かれます。生徒に対しては厳しく、見込みがないと判断すれば容赦なく切り捨てる、と語られる場面もあります。

ほかにも、英語を教える山田ひざし(プレゼント・マイク)や、近代ヒーロー美術史を担当する香山睡(ミッドナイト)など、教師はそれぞれプロヒーローとして活動しています。授業に加えて現場の経験を語れる点が、雄英の売りとして描かれています。

作品の象徴であるオールマイトは、No.1ヒーローとして登場します。そのほかにも、現場で活躍するプロヒーローが多く出てきます。轟焦凍の父であるエンデヴァーのように、生徒の人間関係に深く関わる人物もいます。教師とプロヒーローの両方を押さえておくと、作中の序列や関係がわかりやすくなります。

ネタバレ注意 ヴィラン側の勢力

ここからはヴィラン側の設定に触れます。正体や結末は書きませんが、先に知りたくない方は、この節を飛ばしてください。

ヴィランの中心にいるのが「ヴィラン連合」と呼ばれる組織です。リーダー格は死柄木弔で、触れたものを崩す「崩壊」の個性を持っています。黒霧は「ワープゲート」の個性で空間をつなぎ、組織の移動や連絡の役割を担う人物です。

連合には、ほかにも癖の強い人物が集まっています。個性も目的もばらばらな寄せ集めのように描かれますが、それが物語の中盤以降で複雑な動きを生みます。ヴィラン側にも、それぞれの思いや背景が用意されている点は、この作品の見どころです。

なお、連合の背後関係や、人物たちの過去は、物語の核心に関わります。この記事では扱いません。

人物の関係を見るときのポイント

ヒロアカでは、人物の関係が個性の使い方にも表れます。出久と爆豪は憧れと反発、轟は家庭の事情と向き合う過程、麗日や飯田は仲間を支える立場、といった具合に、各人が自分の課題を抱えています。戦闘の勝ち負けより、どう乗り越えるかに重心が置かれる場面が多くあります。

また、同じ個性でも、使う人によって見せ方が変わる点にも注目してみてください。個性の名前や効果だけを覚えるより、その人がなぜその使い方を選んだのかを見るほうが、物語の理解が深まります。

設定を整理したあとに読むと

世界の設定と主要人物を頭に入れてから読み返すと、序盤の何気ない会話にも、後の展開につながる意味があることに気づく場合があります。まだ読んでいない人は、この記事を読んだうえで第1巻から読み進めても、物語の楽しみを損なわない範囲にとどめています。

理解を試したい場合は、下のクイズを使ってください。1年A組、教師陣、ヴィラン連合、プロヒーローとランキングを扱ったものを選んでいます。間違えた箇所は、設定を見直すきっかけになります。

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